文 | 小出 香
ふたりが初めて会ったのは2018年8月15日。
有楽町で行われたCMBOK2.0概要研修でのこと。
コン検が主催するこの研修の講師養成講座の初日は、実際に行われる
この講座に参加することだった。
ふたりはコン検のラーニングファシリテーター資格保有者。
そしてこの年の春にそれぞれが別の会社を退職して、コン検の個人会員になっていた。
ふたりはコンタクトセンターのキャリアを別々の大手テレマエージェンシーで
オペレーターからスタート。
SV時代には立ち上げ、立て直しの現場を渡り歩き、運用改善、人材育成や
品質管理を主戦場にしてきた。
その後CMBOKを知り、自分で受験し、社内導入に上を口説き、評価制度に
連動させ、資格取得支援の仕組みも作り、とやってきたことがホントにそっくり。
現場で苦労したからこそ、CMBOKの良さと重要性を強く思っていた。
そうCMBOK愛に溢れたふたりなのだ。
コン検が未来のためにコン検主催の講座で講師できる人を増やす計画に呼ばれたのだ。
2019年9月のコン検主催CMBOK2.0概要研修ではふたりで講師を務めた。
そしてふたりは思う。
もっと多くの現場でCMBOKを使って欲しい。コンタクトセンターで働く人を幸せにしたい。コンタクトセンターで働くことに対する世間からの評価をあげたい。
そうだふたりで一緒にやろう。
様々な現場を見てきたふたり。自分で研修を作って実施してきたふたり。
働きながら学び続け、キャリアの複線化をはかり、稔子はキャリアコンサルタント、
香はカウンセラー、ファシリテーターと、それぞれの資格と得意分野もある。
それぞれが開業して独自の仕事もしていながら、CMBOK普及のため、ふたりで
協働することになった。
2020年1月始動。ふたりは希望にもえている。そうそう、他にも子供は息子がふたりずつ。そのうちひとりずつがコンタクトセンターで働いている。こんなところまでそっくり。
あっ、稔子のために言っておかないといけないことがある。
年齢は香がだいぶ上だ。